2014年12月25日木曜日

品確法10年点検(室内編)


本社のイシカワです。
この間、人生初のブログなるものを書いたのですが、その締めに書いた『またの機会』がもう回ってきてしまいました()
なので、前回に引き続き10年点検の室内編についてお話しようかと思います!
  
定期点検で外部の点検を終えた後、室内におじゃまして、まず初めにやる事が水平器を使っての各階床の不陸の調査です。






10年前には、弊社では既に構造材に集成材が使用されていましたし、地盤の補強工事も施されている現場が多いので、水平器の気泡は何処のお宅でもど真ん中に位置しています!

次に見ていくのが壁と天井の仕上げです。特に最上階やルーフバルコニーの直下の部屋、天窓廻りは要チェックで、主に雨染みやカビの発生箇所の有無を点検します。






現在の施工法であれば、屋根や外壁の貫通部の雨仕舞の処理をきちんとしておけば、滅多な事では雨漏りはおこりません。
だからこそ、外装の点検が重要になってくると思います。
  
天井裏・床下のMaine Eventの前に、住宅設備の点検も行います。
ユニットバスのシール剤が切れていないか?
バス・キッチン等の排水口のゴミは掃除しているか?
換気扇のお掃除はされているか?等問診と共に点検して、その時にどこのメーカーのどの機種が使われているのかも一応写真に収めてきます。




点検の最後は点検口からの天井裏と床下の点検です。
通常天井点検口は最上階の収納の中、床下点検口は洗面脱衣室に設けてあります。

天井裏のチェックポイントは、野地板(屋根材を葺く為の下地材)に雨染みは無いか?
小屋組みに蟻害は無いか? など等。

集成材が使われる以前の建物だと、梁や母屋・束などの小屋組み材料に割れが入っていたり、仕口(材料同士を組み合わせる為の加工部分)に隙間が出来ていたりするのが当たり前でした。
点検してみると、10年前に施工したそのままの状態を見る事が出来ます。
乾燥収縮の少ない集成材ならではだと思いますね。




床下のチェックポイントは、基礎コンクリートに割れやひびが無いか?
土台廻りに蟻害の形跡は無いか?
設備配管周辺に水漏れは無いか等です。




以上で10年点検の概要で、撮影した写真とチェックシートをお施主様にご覧いただきながら説明させていただき点検を終了します。
ここまでで、およそ2時間の所要時間となります。

後日、今回の点検結果を踏まえて、メンテナンス工事のご提案をさせていただく事になります。
  
この流れで行くと、次回はメンテナンス工事についてっていう話になりますかね(汗)
次回もお楽しみに!







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