2017年2月25日土曜日

ガラスの熱割れ

設計部のサイダです。
先日、お客様より「ガラスにヒビが入ってしまったので、見に来てください。」という連絡がきたので、すぐに見に行きました。

お客様にいろいろと聞いてみましたが、ガラスに物をぶつけた記憶もないし、気が付いたらヒビが入っていたとの事でした。
そこで、「布団とかクッションとかを窓に立てかけて室内に干したりしていませんか?」と聞いてみたら、時々マットレスを干しているとの事でしたので、原因は「ガラスの熱割れ」と考えられます。


~熱割れとは~
窓にはめ込まれたガラスが太陽光があたることにより、その熱でわれることがあります。これを「熱割れ」と呼んでいます。窓ガラスに直射光を受けると、照射された部分は吸熱のため高温となり膨張します。一方、周辺のサッシにのみ込まれた部分や、影の部分はあまり温度上昇せず、低温のままとなります。この低温部は高温部の熱膨張を拘束し、結果としてガラス周辺部に引張応力が発生します。この熱応力は被照射部周辺部との温度差、すなわち板内温度差に比例し、ガラスのエッジ強度をこえる引張応力が発生すると熱割れとなります。(LIXILのホームページより)

布団等とガラスが密着した状態が続くとガラスが高温になり、熱割れを起こす可能性が高くなってしまいますので、窓に布団等を立てかけて干すのは、気を付けてください。


なお、どのメーカーさんも「ガラスの熱割れ」は免責事項・保証対象外となってしまう為、ガラス代と交換施工費が掛かってしまいますが、火災保険で補償してくれる場合があるそうなので、ガラスの熱割れが起きてしまった時は、保険会社さんに問い合わせてみてください。(この情報は自分も初めて知りました。)

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