2017年9月15日金曜日

『墨田区横川木造耐火施工中』

こんにちは、ハウジングプランナーのマスヤマです。

今回は、最近徐々に増えてきている、『木造耐火』について
ご紹介したいと思います。

江東区・墨田区・葛飾区・江戸川区のほとんどの地域では、
準防火地域以上に指定されており、
木造3階建ては、通常準耐火建築物にする必要があります。

しかし大きい道路に面する地域では、防火地域に指定されていることが多く
木造3階建てを計画する場合、耐火建築物 にする必要があります。

今までは、耐火建築物というと、重量鉄骨で作ることが多かったのですが、
近年、木造在来工法でも許可されるようになり、
いろいろな面でメリットも多いことから木造で計画することが
多くなってまいりました。

簡単に木造耐火のメリットをご紹介します。

重量鉄骨 耐火構造と比べて、

   重量が軽いので、基礎・地盤改良工事が軽減でき
コストがかなり抑えることが出来る
   工期が抑えられる
   断熱性が高い
   固定資産税がおおよそ2割くらい安い。
また安くなっていくのが早い
   狭い道・敷地で、重機が入らなくても施工できる

重量鉄骨・RC造と比べ木造耐火は、さまざまなメリットがある為
住宅のみならず、商業施設・老人ホームなど大型の施設なども
近年多くなってきています。

現在墨田区横川で工事中の現場をご紹介します。



外観と構造体です。
一般的な木造と比べ骨組みはかなり太くなります。






一番大変なのが、耐火性能を上げる為に強化石膏ボード21㎜を2重に
施工するところです。
窓まわり、貫通部全て2重施工です。


天井裏の配管周りも施工します。

とにかく全ての構造材を21mの石膏ボードを貼っていきますので、
いままでの準耐火構造の場合と比べ、151枚ですので大変な作業です。


防火地域にお住まいの方は、木造で検討してはいかがでしょうか?

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