こんにちは、ハウジングプランナーのマスヤマです。
今回は、最近徐々に増えてきている、『木造耐火』について
ご紹介したいと思います。
江東区・墨田区・葛飾区・江戸川区のほとんどの地域では、
準防火地域以上に指定されており、
木造3階建ては、通常準耐火建築物にする必要があります。
しかし大きい道路に面する地域では、防火地域に指定されていることが多く
木造3階建てを計画する場合、耐火建築物 にする必要があります。
今までは、耐火建築物というと、重量鉄骨で作ることが多かったのですが、
近年、木造在来工法でも許可されるようになり、
いろいろな面でメリットも多いことから木造で計画することが
多くなってまいりました。
簡単に木造耐火のメリットをご紹介します。
重量鉄骨 耐火構造と比べて、
①
重量が軽いので、基礎・地盤改良工事が軽減でき
コストがかなり抑えることが出来る
②
工期が抑えられる
③
断熱性が高い
④
固定資産税がおおよそ2割くらい安い。
また安くなっていくのが早い
⑤
狭い道・敷地で、重機が入らなくても施工できる
重量鉄骨・RC造と比べ木造耐火は、さまざまなメリットがある為
住宅のみならず、商業施設・老人ホームなど大型の施設なども
近年多くなってきています。
現在墨田区横川で工事中の現場をご紹介します。
外観と構造体です。
一般的な木造と比べ骨組みはかなり太くなります。
一番大変なのが、耐火性能を上げる為に強化石膏ボード21㎜を2重に
施工するところです。
窓まわり、貫通部全て2重施工です。
天井裏の配管周りも施工します。
とにかく全ての構造材を21mの石膏ボードを貼っていきますので、
いままでの準耐火構造の場合と比べ、15㎜1枚ですので大変な作業です。
防火地域にお住まいの方は、木造で検討してはいかがでしょうか?
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