先日、M様邸が無事上棟致しましたので、上棟までの工程をご紹介したいと思います。
砂町近辺は昔の工場跡地に住宅が建っていることが多く、今回も基礎の下から昔の工場らしき基礎が出てきてしまいました。
こういった場合、専用の機械で叩き割って粉々にし、撤去しなければなりません。
昔何が建っていたか知っておくことも大事だと思います。
解体工事完了後、建物の四隅と建物の中心の計5箇所を10m下まで、地盤調査致します。
表層から1m下まで粘性土となっており、4.75m下に砂質土の強い地盤がありましたので地盤改良は杭長4.5mの柱状改良としました。
こちらは、基礎の鉄筋が図面通り配筋してあるか確認の検査です。
配筋も複雑ですので、間違いのないよう工事部でしっかりチェックしています。
鉄筋が組み上がったらコンクリートの打設をしますがビルトインガレージとなっていますので、車が入る部分は水が流れるよう勾配をとり、綺麗に仕上げていきます。
基礎工事が終わると、水道屋さんが、基礎外周部に下水管を埋設していきます。
昔の水道工事と違い、現在は後のメンテナンスの為に下水管を基礎の下に埋めず基礎の上に配管を通していきます。
また、下水が詰まった時の為、点検口も多く取り付けていきます。
基礎工事、下水管埋設工事が終わるといよいよ上棟作業となります。
昔と違い、材料は、工場で正確にプレカットされています。
弊社でお願いしているプレカット会社は、プレカット制度が非常に良いので、1日でほぼ組みあがってしまします。
加工が悪いと直しながら作業をしなければならない為、大工さんの負担も大きく、時間もかかってしまいます。
組み立てるのと同時に骨組み同士をつなぐ、羽子板ボルトを取り付けていきます。
今回も耐震等級が高いので、金物の数が多く大工さんも大変だったみたいです。
今回1坪サイズのお風呂場を3階に計画しています。
お風呂、お湯、人の重量を周辺の梁材が支えるため、非常に大きな負荷がかかる為材料が大きなものになってしまいます。
手前に見えている梁材は、高さ330㎜もあります。
ここ数年異常気象のせいか突然の大雨など多くなってまいりましたが、床合板が濡れないよう最近床合板用の養生シートというものが出てまいりました。
このシートを上棟後直ぐに貼って養生しますので壁が出来上がるまで、雨から守ってくれます。
今後もお住まいに関する役立つ情報をアップしていきたいと思います。よろしくお願いします。
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