2022年3月10日木曜日

ホームシアターの豆知識④

 こんにちは。ハウジングプランナーのクワハラです。

最近TVや音響にこだわりたいとの相談が増えてきましたので、下記の『ホームシアターの豆知識』シリーズをお話しさせていただきました。

ホームシアターの豆知識①

 1.再生音源

 2.スピーカーの数と配置 


ホームシアターの豆知識②

 1.スピーカーの種類と設置場所

 2.アンプ 


ホームシアターの豆知識③

 3.配線(ケーブル)【アンプ編


今回は配線(ケーブル)【スピーカーケーブル編】をお話しさせていただきます。

今回も私の独り言として触れる程度にお話させていただきます。


スピーカーケーブルはアンプから増設された電気信号をスピーカーに伝えるものです。
ケーブル長さや材種、純度や構造により価格が違いますので、ご紹介させていただきます。

◇3-1.ケーブルの長さ
先程のご説明の通りケーブル部分は信号を伝える抵抗になりますので、例えば下記赤丸の左右フロントスピーカーのケーブル長さは同じにするのが理想です。


映畫などの場合、正面から車が來る場面で左右のスピーカーから同時に同じ大きさの音が出ますが、片側が音がズレたり、音量が小ければ正面から車が來てるとは認識できませんよね。

リアスピーカーであれば下記の赤丸2ヶ所が同じケーブル長さ、上部にあるサラウンドバックであれば2つが同じケーブル長さが理想です。


下の画像の赤枠のスピーカー数は5台、雲マークに天井スピーカー2台でTVボードの中央部にアンプを設置すると下記のケーブル長さが必要です。


◇ ケーブル必要長さ = 
アンプ取り出し長さ + スピーカーまでの距離

上記画像の場合、考慮するケーブル長さは以下4点です。

①メンテナンスの際のアンプ取り出し長さ:1m(H=1,000mm)

②スピーカーまでの距離(横方向
※TVボード横幅3m(W=3,000mm)

TVボード高さ:0.5m(H=500mm)

天井高:2,4m(H=2,400mm)

赤枠部
FL:フロントスピーカー(左)
①1m+②0.5m+③0.5m=2m

FR:フロントスピーカー(右)
①1m+②0.5m+③0.5m=2m

CNT:センタースピーカー
①1m+②0.5m=1.5m

LH:フロントハイトスピーカー(左)
①1m+②1.5m+③2.4m=4.9m

RH:フロントハイトスピーカー(右)
①1m+②1.5m+③2.4m=4.9m

雲枠部
TFwL:トップフォワードピーカー(左)
①1m+②1.5m+③2.4m+2m=6.9m

TFwR:トップフォワードピーカー(右)
①1m+②1.5m+③2.4m+2m=6.9m

上記各ケーブルの必要長さを合計しますと 29.1m になります。
この場合、短いとどうにもなりませんので購入時は30m購入されるとよろしいかと思います。

ちなみに下画像の様にケーブルを高音域と低音域それぞれ別で接続出来るスピーカーもありますが、別々で接続するバイワイヤリング接続の場合は倍の長さのケーブルが必要です。

1,000円/mだとすると30mで30,000円

バイアンプで接続の場合
1,000円/mだとすると60mで60,000円になります。


下記はグレードに伴う価格の一例です。
材種や太さ、純度や構造で価格が違います。


下記の様にスピーカーを設置の際はケーブルの取り回しや長さの余裕を見ながら、ケーブルグレードの選定をされるとよろしいかと思います。


長くなりましたので続きは
次回にご紹介させていただきます。

弊社では造り途中の住まいを常時ご案内できますので、

ご興味ある方はご連絡いただければと思います。
ではでは







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