2020年8月30日日曜日

マンションリノベーション・スケルトンリフォームがいよいよ着工です!

 こんにちは。

ハウジングプランナーのクワハラです。

今回はマンションリノベーション、スケルトンリフォーム相談をいただきましたので、ご紹介させていただきます。


本来はリフォームなので、グループ会社のマルハウジングで引受けさせていただくのですが、今回はご紹介でしたので私が担当させていただく事にまりました。

マンションのスケルトンリフォームは内部の改築は可能ですが、共用部にある換気フードやエアコンダクトの穴、汚水や雑排水の排水の連結ヶ所は変更できません。

玄関ドアや窓サッシについても変更不可な場合がほとんどですので、
下記の現況調査が肝要です。

〇部屋の広さを調べる
 ・間取りの内法寸法
 ・梁の高さや幅、位置


〇設置物の位置
 ・現況窓サッシや玄関ドアの高さや位置


 ・換気ダクトの位置や排気口の高さ


 ・給気口の高さや位置


 ・エアコンダクトの場所


〇設備の設置個所と経路確認
 ・キッチンフードの高さとダクトの位置


 ・キッチン給排水の高さと位置


 ・浴室換気ダクトと給排水の高さと位置


 ・トイレの換気ダクトと給排水の高さと位置


 ・洗面台の換気ダクトと給排水の高さと位置
 ・洗濯パンの給排水の高さと位置
 ・TVの分配器の場所や配線状況
 ・分電盤の場所と大きさ、何Aまで増設可能か確認。
 ・インターホンや水漏れセンサーなどセキュリティーに関する安全保守機能の有無など
 ・火災警報器の警備会社対応の確認
 ・パイプスペースの位置や各配管の高さ確認など


〇その他
 ・管理人に提出書類確認。
 ・申請から着工までの期間確認。
 ・現在他の住戸でリフォームをしていれば、どのように養生をやっているか。
 ・搬入経路の確認とEVまでの距離やエントランスまでの距離。
 ・解体時の搬出物や納入物の経路確認
 ・掲示板にどのように貼り出しているか。
 ・他の工事は何をしているか。
 ・駐車場やトイレは使用できるのか。
 ・近くにコインパーキングやコンビニ、トイレはあるか。

ここまでが事前調査項目です。
実際壊してみないと分からない個所もありますが、上記を踏まえプランニングしていきます。

プランニングが決まれば、ご近所に挨拶回りをしながら、工事同意書類に署名捺印をいただき、管理会社に書類を提出後、1ヶ月くらいで着工できます。

着工前には建物に傷をつけない様に養生をしますが、住人や通行人の皆様が怪我をしない様にテープが剥がれれば貼り直し、破ければ張替などして管理していきます。



いよいよ解体です。
事前に解体前の打ち合わせと写真撮影、搬入経路や解体物の排出場所など養生をして、安全確保しながら進めていきますと、一日目でこの様になります。



この後、床のボンド剥がしや壁のケレン作業が数日かかります。



掃除機をかけきれいになりましたら建物躯体の内法や梁や柱型の位置や大きさ確認、
配管やダクト位置確認していきます。





解体後現地調査の内容を図面に落とし込み、予定設備が排水管や換気フードに問題がないか床高や天井高を決定し、現地に墨出しをしていきます。

壁の位置や給排水管、ダクト位置など床に墨出しすることにより、大工や設備屋など
協力業者の皆様に分かりやすく、伝えることができます。

図面では収まっているけど現地では収まらないなどの事故が未然に防げます。

今回は防音や断熱対策で窓サッシの内側に二重サッシを設置する
インナーサッシを採用しますので、窓枠を少し大きくしていきます。
窓枠の出面を墨出しします。


この様に外周部の壁下地面を墨出しします。


マンションリフォームではキッチンのダクトや排水の問題でキッチンや浴室など、
水廻りの位置を変えないのが多いのですが、
極力お施主様の要望に応えたいので、現地を見ながら進めさせていただきました。

その為ダクトを抜くヶ所も現物を当てて確認していきます。


こちらの左側に生協の箱を置きたいとの事でしたので、
生協の箱がしっかり入るように提案させていただきました。



地墨も出し終わり、いよいよマンションリノベーションの始まりです。
新築の戸建てと違い工事の進みも早いので次回は完成のお話ができればと思っております。

新築戸建ては自分の家ではないみたいとお客様に喜んでいただく事が多いのですが、
リノベーションはお客様の思い入れがある住まいをより良くするので、
本当に思い入れが深い喜ばれ方をされる印象があります。

今回も期待に応えられる様に、協力業者の皆様と進めていければと思っております。
造り途中などご興味ある方は、ご連絡いただければと思います。

ではでは




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