こんにちは、イシカワです。
5月だというのに、30℃を超える真夏日が既に何日か記録されています。
今年の夏はどこまで暑くなるのか、先が思いやられます(^_^;)
先日、お客様から「1階のトイレから羽蟻が出たので見に来てほしい。」とのSOSの電話が入りました。
実際に出たのはGW中の3日の事で、私が伺ったのは7日にTELいただいた翌日の8日の午前。
湧き出るようにうじゃうじゃ出てきたとの事ですが、5日経ったこの日も数匹の羽蟻を確認できました。
(ピンボケですみませんm(__)m)
羽蟻にはシロアリのものとクロアリのものがいますが、今回の羽蟻は写真からもヤマトシロアリの羽蟻とみていいと思います。
一般的にヤマトシロアリの羽蟻は4~6月の午前中に飛び出すそうで、まさにドンピシャのタイミング。
床と巾木との僅かな隙間や、壁の入隅部から穴をあけて出てきたそうです。
こうなるとシロアリの被害状況を確認したいところですが、お客様のお住まいは他社の建築による鉄骨造で近くのキッチンの床下収納庫から確認を試みましたが、床下のふところが浅い上に基礎で仕切られており、確認することが出来ません。
なのでトイレ内の床に、点検口をつけさせていただく事となり、後日大工さんにより設置していただきました。
床下を確認すると蟻害の一部と、雨漏りの形跡が見られました。
シロアリ駆除の業者さんに聞くと、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物で羽蟻が出た場合、原因は十中八九雨漏りだそうです。
建物外部を確認したところ、ALCの外壁に基礎から高さ2mくらいまで亀裂が走っていました。
ここから建物内に浸入した雨水により、シロアリにとって住みやすい環境が出来上がってしまったのでしょう。
剥がれたALCを取り除き専用の補修材で平らに。乾燥・硬化の後防水の塗装をかけて仕上げます。
外壁修復後、シロアリ駆除業者さんによる処置を予定しています。
この時期はシロアリの活動の最盛期です。皆様もご自宅の周りや床下等、点検してみてはいかがでしょうか?
早期発見する事が、蟻害から皆様のお住まいを守る最善の策といえます。
0 件のコメント:
コメントを投稿